英国の庭から~海外生活ブログです

オランダで還暦を迎えた駐妻。英国での5年弱、2度目の駐在生活を終え、オランダ生活も3年を過ぎてしまいました。けたところでロックダウン入り。できる範囲で何をしようかと模索中。

クリスマス商戦開始

 

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ユーロスターが発着するセントパンクラス・インターナショナル駅に寄ったところ、デパートのジョン・ルイスで、クリスマス飾りを売っていました。そう、もうクリスマス商戦が開始しているのです。10月からドラッグストアチェーンのブーツでもクリスマスカタログを配り始めました。そういえば、王立園芸協会の10月の会報にもクリスマスプレゼントのカタログが入っていました。

 

欧州では、年間小売売上高の3分の1がクリスマスのこの2か月間に集中しているといわれ、クリスマス商戦の好不調が景気に大きく影響します。

 

英国人はクリスマスの時期、多くの人とプレゼントを交換するらしく、かなり以前の調査になりますが、一人当たり平均60個のプレゼントを購入すると読んだことがあります。まあ、日本のお中元・お歳暮のようなもので、大して親しくもない知り合いや隣近所などともクリスマスカードを交換したり、気持ち程度のプレゼントを配ったりするので、数が多くなるのでしょう。

 

そうした場合に不可欠なのがカードです。少し前に英国人のギフト習慣について聞いて回った結果、驚いたのですが、同じ家に住む家族内、いや極端な話、同じベッドに眠る伴侶にプレゼントを贈る場合でもプレゼントだけでなくカードをつけるのが当たり前だそうです。「何はなくてもカードぐらいは」と良く言うのですが、そのせいかどうか、電車の車内でせっせとカードを書いている人を見かけたことも何度もありますし。町中カード屋さんだらけです。

 

カードには、あらかじめ、かなり恥ずかしくなるようなセリフが印刷してあることが多く、カードに実際に手書きする文句はかなりさっぱりと、5単語程度を並べて署名して終わりという人が多いようです。

 

数が多い分、クリスマスの買い物に対する負担感も半端ではなく、インターネットのグループ購入サービスを利用したり、夏の旅先で見つけたりと、色々と工夫していると聞きました。ネットが増えているのかと思ったら、デパートなどでクリスマス用のまとめ買いセールがあるからデパートで買うことも多いとも聞きました。中高年の女性など1年中プレゼントを意識しているといっていました。親戚一同が集まる家庭だと、全員で人からもらったプレゼントを持ち寄って一緒にクリスマスの朝開く習慣があったり、1つは相手の喜びそうな品、1つはコミカルでみんなで笑えるもの・・といった感じで、一人に二つ買う場合もあるそうです。

 

さて、今年のクリスマス商戦ではどのようなものが売れ筋なのでしょうか?

いくつか記事がありました。誰かが仕掛けているのか、ユニコーンが人気のようです。

ちなみに、小売店がクリスマス製品を仕入れる契約をする時期は年初の1-3月だそうです。

https://www.telegraph.co.uk/christmas/0/unusual-christmas-gifts-30-presents-stand-crowd/

https://www.telegraph.co.uk/news/2018/06/06/unicorns-set-dominate-must-have-toy-lists-2018/

https://www.telegraph.co.uk/christmas/0/christmas-gift-ideas-guide-best-presents-give-year/

https://www.thesun.co.uk/money/6462120/argos-top-toys-christmas-2018/

https://www.elle.com/gifts/